ドラマ「電車男」

電車男関連でいろいろ。サンボマスターがドラマ「電車男」主題歌に大抜擢!! だそうだ。
これ以上ないほどぴったり来る起用だと思います。
いいよな、サンボマスター
以前はジャケット写真と暑苦しそうなイメージで敬遠してたんですけど。実際聞いてみるとカッコいいですね。
ところでいまさらだけど「サンボマスター」ってバンド名の由来って何なんだ?マンガ「エアマスター」に出てくるサンボ使いの雑魚キャラ(「バカな 巌流はサンボの達人だぞ」「つかまえられなければ意味ねェ」)とは関係あるの?
さあ?その辺はよくわかんない。

 3人は原作を読み「相手の顔が見えないネット上でこのような美しい関係を築けることは大変すばらしい」と感銘。「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」(8月3日発売)を完成させた。熱い魂のロックで、「聴いたら何も手につかなくなるくらいの曲です」(山口)と自信の仕上がりとなった。

待ち遠しいな。
もひとつ電脳遊星D様より。

【リベラル】 mumurブログ:町山広美 「ネットには右翼がたくさん」(タレコミ):ドラマ版電車男を手がけた放送作家の模様。

2ちゃんねる」を核として、インターネット上には現在、右翼的な言動があふれています。

これはもしかして電車男ネット右翼が登場するという予告では!?

「ドラマ版電車男を手がけた放送作家」っていうのが本当だとしたら、なんで人ごとのように書いてるんだろう。当事者じゃないの?
さんざ言いつくされたことですが、2ちゃんねるで右翼っぽく見える意見の大半はアンチリベラルであってプロ保守じゃあないですよ。2ちゃんねらーは偽善にツッコミ入れるのと「ネタ」が好きなだけ。で、そういう皮肉リテラシーは口の悪いコラムニストの文章を知らず知らずお手本にしていたりするわけで。
町山広美先生も新聞以外じゃずいぶんそういうコラムを書き飛ばしてますな。
「イヤモスキー」っていう本は面白かった。右翼どころか優生思想まで突き抜けた毒舌っぷりがとりわけ興味深いです。

名古屋ギャルの体液からDNAを取り出して、鑑定してみたらいい。そこには値札が貼りつけてあるはずだ。日本一ファッションヘルスの軒数が多いのも偶然であろうはずがない。

「名古屋」と題したコラムから。

きんさんぎんさんは値札を書きかえたのだ。もし、二人がDNAに値札の貼りついてない非・名古屋ギャルだったら、日本中からの異常な好奇心に耐えることはできなかったはず。

ひどいな。いやもちろん「ネタ」だってのはわかってるけどさ。それにしても。
DNAうんぬんって話は冗談にしてもいい趣味とはいえない。無自覚なだけなんでしょうけど2回も言ってるし。
ファッションヘルスの軒数日本一ってのも地理的条件とかよりDNAで決まってることなんだな。知らなかった。○○人は△△(ネガティブなもの)がDNAに刷り込まれているんだー的なことを書いちゃう人はネットの素人雑文書きなら珍しくないけど、プロでしょこの方?
かつてわたしはこんなことを書いたことがあります。(「政治的に正しい漕艇?」

 名古屋ほどバカにされている地方都市はないでしょう。言葉が汚いだとかゲテモノ食いだとか、見栄っ張りだとかケチだとか…。嘘かまことか、ある英和辞典の昔の版では” joke town ”という熟語の語釈に「いつも冗談の種になる町。 例、名古屋」と書かれていたとか。
 東京、大阪に挟まれ、偏見に満ちた悪口を言いたい放題言われてしまう存在…それが我が街、名古屋です。あんまりターケにしとったらかんよ。

 そんな悪口のうちでも、エビフリャーばかり食べてみゃあみゃあ言っているとか、名古屋ギャルはDNAに値札が貼り付いているだとかの、大嘘(と言って悪ければ誇張しすぎ)や遺伝子レベルで成金趣味だとかいう中傷は、名古屋だから冗談ですまされるようなものの、対象が違っていたら差別として糾弾されかねません。

この文章、一時期地理・お国自慢板とかで名古屋スレにしつこくコピペされていたぞ。
コピペ厨に餌を与えてしまってすみません。でも、この文章本来は名古屋擁護なんですけどね…。それはともかく、「名古屋ギャルはDNAに値札が貼り付いているだとかの、大嘘」というのは町山先生の文章を念頭に置いてのものです。
町山先生といい、脳決定論で人間を二分して恥じない米原万理先生といい、内心は差別意識に満ちているくせにアリバイ工作的に右傾化を批判してリベラルぶってるひとってどうにかならんのかな。
そういうことやってるから偽善よりは開き直りの方が一貫してるだけマシっていう「右翼」が増えていくんですけどね…。