それはギャグで言っているのか(AA略)

ちょっと前の人権擁護法案騒動のときも思ったんだけど…「自由の失われた暗黒社会」にしちゃったら経済(に限らずあらゆるものが)は停滞して全体のパイが縮小するのは目に見えてるのに、なぜ人間の尊厳よりカネが大事なハズの支配層さまが日本をわざわざ貧しくしなきゃいけないのかわかりません。癒着してるハズの政財官の「財」は何も言わないのかな?

弱者から収奪するっていっても、無い袖は振れないよな。たぶん損得超えた深謀遠慮があるんだよ。人類補完計画とか?

戦前真っ暗史観を肯定するとしても、当時は一応の合理性があったからこそ抑圧が存在したわけでしょ。それが現代に復活するに違いないって思える根拠はなんなんだろう。

さあ?為政者は民衆をいじめて喜ぶサディストだからじゃないの?または300人委員会イルミナティフリーメーソンニャントロ星人か知らないけど、闇の組織にコイズミ一派だけ利益を約束されてるんだな、きっと。

あらゆる面で公権力の介入を嫌うのならわかるんだけどね。往々にして同じ人がネオリベラリズム批判とか言ってるからわけがわからない。権力に面倒見てほしいのか干渉しないでほしいのかどっちかにすればいいのに。

うーん、言いたいことはわかるけどそういう単純化はよくないな。現実は常に間をとってやっていかなきゃいけないものだから。0か100か式の極論はわかりやすいけど害になることも多いよ。

うん、それはそう思う。だから「自由を制限する法案は息苦しい社会をつくることになりかねないので反対(あるいは改善・または対案提出)です」とか穏健な主張すれば普通の人の理解も得られるだろうし、まだ敗れても生きるものが在るだろうに、どうして嘘を混ぜてまで考えられうる最悪ケースを想定して「断固反対!悪法粉砕せねば破滅!」みたいなノリで運動するんだろうねッ。

(わかってるくせに何カマトトぶってるんだか)

…バレた?(照)


森永卓郎:報道の間隙を縫って“平成版・治安維持法”が成立する!

これは、実に恐ろしい法律である。

その恐ろしさをわかっていただくためには、「共謀」という用語の意味から説明する必要があるだろう。

犯罪をすでに犯していれば、その犯罪はもちろん「実行(既遂)」である。これが罪に問われるのは言うまでもない。だが、まだ実行されていない犯罪については、いくつかの段階があり、それによって罪の内容が微妙に違ってくる。

その段階を示す用語が、「未遂」「予備」「共謀」である。

このちう、「未遂」とは、犯罪にとりかかったものの、目的を達せずに終わった場合のこと。これは、場合によって減刑の対象となるが、原則的に罪が問われる。

「予備」というのは、犯罪そのものは実行されていないが、その準備をしている状態のこと。たとえば、殴り込みに備えて竹槍を用意していれば、「予備」の状態である。

この段階で罪に問われるのは、殺人、放火、強盗、内乱といった大きな犯罪の場合のみ。そうでない限り、予備の段階で逮捕されるということはない。

「共謀」は、予備よりもさらに手前の段階であり、相談や議論をしている状態を指す。これは、言うまでもなく現行法では無罪である。

ところが、今回の改正案によると、最高刑4年以上の刑事罰をともなう犯罪について、共謀罪を幅広く適用するという。

もし、この法律が通過するとどうなるか。

たとえば、私が居酒屋で知人と話をしていて、「小泉の野郎、殴ってやりたいぜ」などと言うと、それだけで暴行罪の共謀に問えるというわけだ。

(「このちう」は原文ママ

はいはいこわすこわす。

森永先生ってただのヘンなエコノミストかと思ってたけど、こういうヒトだったのね。斎藤貴男先生の「機会不平等」文庫版に解説を寄せているのを見たとき、もしかして馬○?(○には主が入ります)とは思ったのですが、いやはや本気だったとは。
ついでだから斎藤貴男先生(右の工作員)の大風呂敷も再度晒し上げしておこうっと。

人間破壊列島

人間破壊列島

 二〇〇五年、ある独身男性の一日??。
 二十五歳になる住民票ナンバー83157709619は、朝の会議に間に合うように家を出た。親から貰った名前もあるのだが、それは仲間うちでの仇名のような意味しかなく、公には政府から割り当てられた十一桁の番号が、彼にとって最大の存在証明になっていた。とはいえ十一桁では長すぎるので、ここでは便宜上、彼のことを「8(エイト)君」と呼ぶ。
 駅までの道の至るところに監視カメラが据え付けられていて、絶えず通行人の姿を追い求めていた。
 (中略)
 8君は自動改札機を通してコンピュータに足跡を残しながら帰路についた。駅からの道にはやはり監視カメラの連続。帰宅してから操作したインターネットやファクスはどこからか覗かれていたし、電話も盗聴されていた。友だちとの気安い会話で、「この前、上司にお目玉食っちまってよう。ケッ、あの野郎の家に爆弾でも仕掛けてやりたいぜ」と口を滑らせたとたん、通話はブチッと切れた??。

 ??ごくごく近未来の日本社会を予想した、以上は私のイメージである。もちろん冗談ではないし、とりたてて誇張したつもりもない。この種の取材を嫌というほど積み重ねた末の結論だ。

(「サラリーマン83157709619君の日常」)

なんて暇な警察なんだ。つうか2005年って今年だし

やがて戦争が始まった。すでに職を失っていた8君のもとに、真っ先に召集令状が届けられた。
 「まるで僕が解雇されたことを知っているみたいだ」
 いぶかしんだ8君はしばし考え込み、ああ、そういうことだったのかと初めて気づいた。逃げようと思い、支度を始めたが、すぐに悟った。
 がんじがらめの監視社会にあっては、人間に自由も尊厳も残されているはずもなかった。逃げたところで、ICカードの記録や監視カメラの目をかいくぐることは不可能だった。
 逃げられないとわかっても、8君は出頭をためらった。半日が過ぎ、なおも自宅から出ないでいると、チャイムが鳴った。

 特高警察官だった。
 そんな時代が、このままだと本当にやってくる。

2005年もあと一月ちょっとですね。特高警察官まだ〜?