でも やるんだよ!

かつて日テレ系で放送された「たけし・さんまの世界超偉人伝説」という番組をご存知でしょうか。

詳しくは、Wikipediaを見ていただくのが良いのですが、お茶の間にアレ気なブツをあれほどまとめて紹介した番組はかつてなかったでしょうな。

ナンシー関画伯もおっしゃってましたが、

「偉人伝」と言いながら、番組内で紹介される人物を最も効率よくくくる言葉は「○○ガイ」だ。一応バリエーションをつけて、本当に偉人とされてしかるべき人も混ぜてあることにはあるのだが。でも、ほとんどは「自称宇宙人」とか「宇宙警察官」だとかのいわゆる電波系。

という、普通なら公共の電波に乗せるのがはばかられる因果宇宙の住人を堂々と紹介してしまった一種の名物番組です。

これ好きでねえ。放送するときは必ず録画してましたよ。

それが今Youtubeで見られるようになっている、というのをラブラブドキュンパックリコ様が紹介されています。

便利な時代になったものだ。

この中で特に紹介したいのが「たったひとりのオリンピック」。伝説のオアズマン津田眞男を描いた山際淳司先生の名作が元ネタです。超偉人伝説風に味付けはしてありますが、もちろん津田選手は電波系ではなく本当の「偉人」として扱われています。

スローカーブを、もう一球 (角川文庫 (5962))

スローカーブを、もう一球 (角川文庫 (5962))

俺、これ見て感動して漕艇というスポーツに興味を持ったんだよね。うわ、こんなすごいスポーツ選手がいたんだー、って。今にして思うとボート部に入ることになったのも運命だったかもしれない。

ちなみにわたし、カッパ淵の阿部与市老人に会ったことがあります。この番組で紹介される前だけど。

中日本レガッタのときだったかな、愛知池近くのコンビニで部員が平成の仙人に遭遇したこともあるよな。

というわけで今回は、LOVE LOVE LOVE 奇人変人の生命力こそが世界を動かすの〜♪っていう人間賛歌を歌いたくなるステキな番組のご紹介でした。人間ってすばらしいわ。

なんかこうね、最近どーにもつらくって、TVでやってた映画版電車男見たりMOTHER2やったりして心に栄養を補給しようとしたけど、下手に感動を求めようとするとますます自分の現況を鑑みていたたまれなくなって鬱になってウボアー!!状態だったんです。でも、コレ見てちょっと元気出てきた。人間ってすばらしい…気がする。